アイリッジ開発者ブログ

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AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト試験に合格しました

こんにちは、アイリッジの鈴木です。 先日、ふとAWSのソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)試験を受けてみようと思い立ち、2019年11月10日に受験し、無事合格しました。 申し込みから当日まで振り返ってみたいと思います。

11月5日 試験を受けるためのアカウントを作成する

特に深い理由もなく「ソリューションアーキテクトアソシエイト、受けてみるか!」と思い立ち、とりあえず試験の申し込みを行いました。

aws.amazon.com

上長や会社から取得するように言われたわけではないので、ゆっくり勉強して万全の準備で挑むという作戦も考えましたが、 「まあAWSは何だかんだ3年ぐらい触れているから大丈夫でしょう」と現実を直視しないで5日後の11月10日に試験日を設定しました。 短期集中、背水の陣でという作戦です。

11月6日 公式の模擬試験を受ける

ざっとAWS Well-Architected フレームワークを読み、AWSが提供している模擬試験を受験しました。 「模擬試験」を受けるのは高校生以来でした。 その結果、セキュリティとコスト最適化のカテゴリがやや弱い(いずれも正答率50%)と分かり、その2つを重点的に把握しようと現状把握できました。 なお、合計スコアが76%でSAAの合否ラインが72%であるので「まあ受かるだろうな!」と楽観的でした。

11月7日 試験対策本を購入する

試験対策としてはAWSが提供しているホワイトペーパーやドキュメントなど一次資料にあたるのがベストであると理解はしていましたが、 如何せん試験までの日程に余裕がありませんでした(申し込みから5日後に設定したのは自分では...?)。 短期間(3日)で何とかするために試験対策本を購入しました。

www.sbcr.jp

SAAの合格体験記を読むと、複数の試験対策本を購入して複数の視点からAWSを見ることで理解が深まりました、という方もいましたが、 如何せん試験までの日程に余裕がありませんでした(2回目)ので1冊で何とかしようと企みました。 普段からAWSを触って仕事をしていたので概ね「うんうんそうだね」とさらさら読むことができました。 通勤時間の電車内で読み進めていたので、数時間で読み終えることができました。 巻末に付属していた模擬試験も正答率が83%で「まあ受かるだろうな!」となりました。

11月10日 試験当日

日曜日でしたが平日と同じ時間に起床して都内某所のテストセンターへ向かいました。 CBT形式も大学院生時代以来でした。

お昼過ぎに試験開始。 1問目から「公式の模擬試験の正答率が76%」「試験対策本の模擬試験の正答率が86%」という謎の根拠に満ちた自信が崩壊します。 模擬試験や対策本と異なり、より複雑なシチュエーションを想定した設問が多く出題されました。 頭が混乱しましたが、とりあえず「後で見直す」フラグを立てて次の問題に進むという作戦で徐々に落ち着きを取り戻していきました。 問題数に対して試験時間が豊富にあるので全問題を3周して試験を終えました。 あまり自信がありませんが、合格という文字が表示されたのでよかったです。

合格するとデジタルバッジで認証情報を示すことができます。 私のデジタルバッジはこちらです。

試験費用は模擬試験の費用含め会社が負担してくれました。 ありがたいことです。

まとめ

5日で試験に挑み、合格しましたが、これは万人におススメできる方法ではありません。 実際、AWSの実務年数は3年ほど(密度はどれほど?)、過去に基本情報技術者試験及び応用情報技術者試験を受けて合格するなどそれなりのバックグラウンドがあった上の作戦です。 この拙文を読んで「よし、1週間で合格だ!」と息巻いている方はきちんと自分の現状を知ることから始めましょう。

また、現実の現場では認定試験の問題文のようにきれいな分析がされているとは限らず、「なんとなくこうしたい」レベルのざっくりとした要求から始まるでしょう。 まだ、「なんとなくこうしたい」からアーキテクチャーに落とし込む能力が足りていないため、日々の業務を通してそれらを身に付けたいと思います。

鈴木先生の次回作にご期待ください。