アイリッジ開発者ブログ

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APNs証明書作成時に信頼されない件について

こんにちは。開発部第1グループの涌井です。
今回は、APNs証明書作成時に信頼されない件についてになります。

環境

MacOSのバージョン : Sonoma 14.4.1

症状

いつも通りAPNs証明書(.p12)を作ろうとしたところ、キーチェーン上で証明書は信頼されていません。と表示されました。赤文字で「信頼されていません」って。。。辛辣ゥ!

原因

キーチェーンを見たところ、中間証明書が入ってないため。
入ってない?なんで?そういえば、作業PC乗り換えてから初めてこの作業したような。。。

そもそも中間証明書って?

https://developer.apple.com/jp/help/account/reference/wwdr-intermediate-certificates/

によると

Apple Worldwide Developer Relations Certificate Authorityは、Appleデバイス用ソフトウェアへの署名に使用する証明書を発行します。これによりソフトウェアが目的どおりにユーザーに配信され、改変されていないことを当社のシステムが確認できます。

なるほど、しかも上記のリンクの表によると、中間バージョンによって、使用用途と証明書は紐づけられているんですね。

対応

https://www.apple.com/certificateauthority/

から必要なものをダウンロードして、ダブルクリックするとキーチェーンに中間証明書が登録されます。

そして先ほどのAPNs証明書を見ると。。。

有効になりました!信頼いただけたようです!

補足

ダウンロードしたG4の中間証明書を、試しにキーチェーンから削除したところ、信頼されなくなりました。

まとめ

信頼していただけたようで、なによりです。
1回対応してしまえば、そうそう起きる問題ではなさそうですが。。。とはいえ、PC乗り換えなどで環境構築時には注意が必要ですね。

参考記事

https://qiita.com/natsumo/items/d5cc1d0be427ca3af1cb